うるま市、安慶名の大通りから一本入った道にポツンとある中華屋さん。
その名も「ちゃいな食堂 らく」。
こじんまりしていて、町の中華屋さんという出で立ちだが、シンプルなメニューの一つ一つが丁寧に作れられている。
あたくしラエコ、若い頃はどんなラーメンでもウェルカムだったんですが…
アラフォーになった今、食べられるラーメンと食べられないラーメンが出てきた(笑)
でも、なぜかこのお店のラーメンはスープまで飲み干せちゃうんです。
あら不思議。
ってことで、オーナーの吉田さんにインタビューさせてもらいましたっ!!
〈聞き手:ラエコ)
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吉田幸一(51)
東京都新宿区出身。ちゃいな食堂ラク、オーナー兼料理長。
【東京→沖縄】ノリで居ついたうるまで中華屋を開店するまで
この道に進んだきっかけ
今日はよろしくお願いします!!
早速ですが、飲食の道を目指したきっかけを教えてください。
父がずっと飲食業界にいたので、学生時代から自然と飲食店のバイトを選んで働いていました。
高校卒業後はホテルの専門学校に入り、ホテルマンの道を目指したんです。
意外です!!
でも就職に失敗し、将来を見直した時に、ずっと続けてきた飲食の道を極めたいと思うようになって…。
渋谷や銀座など都内の飲食店を中心に、いろいろな職場で働いて料理の技術を身につけました。
専門学校を卒業してからこの業界にいるって、相当長いですね!!
バイト時代も含めると、もう35年ですかね。
沖縄でお店をオープンした経緯
ところで吉田さんって、東京の新宿出身ですよね?
なぜ沖縄でお店をされてるんですか?
当時の妻が沖縄の人だったんです。
結婚後も東京の飲食店でずっと働いていましたが、思い切って環境を変えてみたくなり、妻の実家がある沖縄に移住したんです。
ちなみに、紆余曲折あり今は一人です…笑
あ…(ll゚Д゚)
そこらへんは今回は触れないでおきますね(汗)
豊見城店時代
どうやって沖縄でお店をオープンされたのですか?
2003年に沖縄に来て、最初は沖縄の飲食店で働きました。
その後、段々と自分のお店を持ちたいと考えるようになり、2005年に豊見城で自分の店をオープンしました。
豊見城のお店は何年くらいされてたんですか?
11年です。
オープン当初は沖縄の文化がまだ全然わかっていなかったので、トライアンドエラーの日々が続きました。
でも徐々にご来店されたお客様たちが「あのお店美味しい!」と口コミで広げて下さり、たくさんの方に来て頂けるようになりました。
人気が出たのに、なぜ閉店されたのですか?
ありがたいことですが本当に毎日が忙しすぎて…。
体力的にかなりハードだったので、10年目を迎えた辺りから、そろそろ一区切り付けたいなと考えるようになり、閉店を決断しました。
とりあえずお引っ越し
で、なぜうるまに?
特に理由はないんです(笑)
なんとなく、沖縄の南部しか知らなかったから、中部ってどんな感じなんだろう?って思って。
「ええーい!もう住んじゃえ!」って思って、何も考えずにある日うるまに引っ越しました。
吉田さん、、、
行動力すごくね?
独り身ですから(笑)
あ。。。
うるまでお店をオープン
うるまに引っ越してきてからは何をされてたんですか?
2016年にうるまに越してから、最初の1年間はまた飲食店で働きました。
でもやっぱり「また自分で作ったもので勝負がしたい、そしてその先の自分を見てみたい」という気持ちが湧いてきてしまって…。
その後、いろいろなご縁が重なり、2017年にうるまでお店をオープンすることが出来ました。
開店当初から、軌道に乗ったのですか?
いやいや、中部に知り合いがほぼいない状態でお店を始めたので、試行錯誤でした。
自分でチラシを作ってポスティングしたり、慣れないSNSを頑張ったり必死でした。
お客様にお店を知ってもらうために、色々試されたんですね。
でも豊見城で人気店を作り上げた自信があったので、「うるまでも絶対人気が出る」と確信して頑張りました。
今ではおかげさまで大繁盛です!!
愛されるお店
月並みな質問ですが…
やりがいを感じる時ってどんなときなんでしょうか?
このお店の場所って通りから一本裏に入ってるし、割と不便なところにあるじゃないですか。
でも、それでも来てくださるお客様がいるってことは、通りすがりで入ったわけではなく、うちの店を目指して来てくださるわけで。
この店が好き、この店の味が好きという気持ちで来て下さるお客様がいることが、なにより嬉しいですね。
お客様は地元の方が多いんですか?
地元のお客様が多いですが、いまだに豊見城時代のお客様もいて、那覇などから来てくださる方もいるんです。
ありがたいですね。
こだわりや価格設定
私はここの味噌ラーメンが一番好き!!
ちょっと豚骨ぽい感じなんだけど、繊細で上品な濃厚なスープがたまらんです。
確かに沖縄では、うちの味噌ラーメンのスタイルは珍しいかもしれないです。
白味噌やごまペーストなどでクリーミーに仕上げているので、たまに「あれ?味噌ラーメン頼んだんだけど」と言われることもあります。
ただ一度食べたら、病みつきになって下さいます。
東京でこのスープを使ったラーメンなら、1杯1000円はすると思います。
ラクは680円ですけど…。
価格に関しては、オープンして7年間ほとんど値上げしたことはないんです。
もちろん物価上昇の中、値上げを考える日もありますが、ギリギリまで耐えたいと思っています。
ありがたいけど、無理しないでくださいねっ!!
お店のこだわりはありますか?
できるだけ県産の食材、調味料を使用しています。
その方が新鮮なのもありますし、食材の仕入れを自分でしてるので、県内の物を使用した方が食材が安定するというメリットもあって。
チャーハンもうまい!
ラエコはエビの塩炒めをよく頼む
餃子は子供が食べる
つまみにここら辺もよく頼む
踊る吉田
ちなみに、吉田さんTikTokで踊ってますよね(笑)?
踊ってますねw
あれは、コロナ渦で夜営業ができなくなったときに、何かお店から発信したいと思って始めたんですけど…。
踊るのって結構難しいんですよね。
営業後にここで一人で踊りの練習をして、撮ってます。
笑笑
吉田っち、頑張り屋さんすぎる。
最近はコロナも終わって、再びお店が忙しくなってきたので、踊るのも週1,2のペースになってきてますが。
まだ踊ってるんだ…。
証拠ティックトック
@dyfdssfws0rl
今後やりたいこと
今後お店でやりたいことはあるんですか?
いつかキッチンカーで、老人ホームや介護施設を回れたら良いなと考えてます。
なるほど。
あと、こども食堂もされてるんですもんね?
はい。
不定期の開催になりますが、こども食堂もやっています。
沖縄の子どもの貧困問題は、長年の沖縄生活で分かっているので、自分でも出来ることはしていきたいと考えています。
メッセージぷりーず
最後に何かメッセージを頂きたいのですが…!!
自分がこんなこと言うようになったかって思っちゃうんですけど…。
近頃、昔大人によく言われてた「20代、30代めちゃくちゃ苦労しなさい」という言葉がすごい分かるようになりました。
「いま頑張れば後が楽だから、いまは寝ないでも頑張れ!!」って若者に言いたいですね。
あ…、でも俺51歳なのにまだ走ってる最中なんですけど。
うんうん。
吉田さん、本当に第一線で突っ走り続けてますよ。
美味しいラーメンまだ食べたいので長生きして下さいね。(失礼)
占いによると長生きするらしいですよ。
占いって(笑)
でも吉田さんとお話してたら、この先もう一発くらい何か挑戦しそうな気がするのですが…。
まあそうだね、
結婚するかもしれないしね。
(あ…そういう意味じゃ…笑)
ではこれが本当に最後!
一言お願いします。
彼女募集中。
あ、これだめ?!
😂😂😂😂
今日はありがとうございました!!
パワフルな吉田さん
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〜お店のご紹介〜
【住所】
沖縄県うるま市安慶名3丁目8−6
【営業時間】
月曜〜日曜:11時30分~14時30分、18時00分~22時00分
【定休日】
水曜
【Facebook】
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【インタビューを終えて】
吉田さんはめっちゃ面白い人なんだけど、実は超頑張り屋さんで、職人肌!!
だからこうやって2店舗とも人気店になったんだよね~。
今回は、お店以外の話もたくさん聞けちゃった(笑)byラエコ
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